歯の痛みなど
お急ぎの方はこちら

- ご予約優先 -

- 受付時間 -

午前9:30-13:00
午後14:30-19:00
※最終受付:18:30
※水曜17:00まで
※休診日:
   木曜・日曜・祝日
ネットから
診療ご予約

【根管治療後にクラウンは必要?】被せ物の重要性と素材の選び方を歯科医が解説|大阪市都島区 アスヒカル歯科

2025.10.14 (最終更新日:2025.10.14)

根管治療後、「これでもう安心」ではない理由

こんにちは。大阪市都島区のアスヒカル歯科です。
根管治療が終わると「これで治療は終わり!」と思ってしまう方も少なくありません。
しかし実は、根管治療を終えた歯は、神経を失って脆くなっている状態です。

そのままにしておくと…

  • 歯が割れてしまう

  • 噛むたびに違和感がある

  • 再感染し、再治療や抜歯が必要になる

といったリスクがあります。
こうしたリスクから歯を守るために欠かせないのが「クラウン(被せ物)」です。

この記事では、根管治療後のクラウンの重要性や選び方、治療の流れ、保険と自費の違いまで、わかりやすく解説します。

そもそもクラウンとは?どんな役割があるの?

クラウン=歯を全体的に覆う人工の「カバー」

クラウンとは、虫歯や外傷などで失われた歯の形や機能を回復させるための人工の被せ物です。
歯全体を覆うことで、保護・補強・審美的回復の役割を果たします。

クラウンの主な4つの役割

  • 歯の補強:割れやすくなった歯を守る

  • 噛み合わせの回復:左右バランスや高さを調整

  • 見た目の改善:自然な色や形に近づける

  • 周囲の歯を守る:噛む力を分散し、他の歯の負担を減らす

特に根管治療後の歯は、神経や血管を失って内部が空洞になっているため、補強なしでは破折のリスクが非常に高いのです。

なぜ根管治療後にクラウンが必要なのか?

1. 神経を取った歯は「物理的に歯が薄くなり、脆くなる」

根管治療は、根管内の歯髄を、そして再治療では過去に根管内に詰められたお薬や感染している部分を様々な器材を用いて掻き出して除去したりする治療です。

どれだけ精密な治療を行ったとしても、多少は歯が薄くなりますので、物理的に強度が落ちます。

また、神経の無い歯は、健康な歯と違い、痛みを感じません。
痛みを感じる頃には大きく大事になっていることも少なくありません。

根管治療後にクラウンを入れなければ、強度的に破折のリスクも上がりますし、目には見えない隙間からの感染のリスクも上がりますので、精密なクラウンを入れることで再感染のリスクを下げることも重要となります。

2. 噛む力を分散して「歯の破損を防ぐ」

クラウンを被せることで、噛む力が歯全体に分散され、一点集中によるヒビ割れ・破折のリスクを減らすことができます。

➡ 長期的に歯を残したいなら、補強は必須です。

3. 噛み合わせや見た目も回復できる

特に前歯では、審美性(見た目の美しさ)も大切です。
クラウンには自然な色・形に近づけられる素材があり、機能面と見た目を両立させることができます。

クラウンにはどんな種類がある?素材ごとの特徴と選び方

種類

特徴

適応部位・注意点

金属製クラウン

強度が高く保険適用

奥歯に適応。金属アレルギーや見た目に注意

セラミッククラウン

自然な見た目、変色しない

前歯や奥歯などで、セラミックの種類を選定する必要がある

ハイブリッドクラウン

セラミックと樹脂の中間素材。コスト抑えめ

自費クラウン入門に◎。耐久性や変色などの機能は劣る

➡ 見た目・強度・費用のバランスを考慮して選択することが大切です。

クラウン装着までの5ステップ|治療の流れ

Step 1|コア(土台)の設置

根管治療で神経を除去したあとの空洞を補強するため、「コア」と呼ばれる土台を設置します。

  • 金属コア:強度に優れるが審美性は劣る

  • ファイバーコア:白くて目立たず、歯にやさしい柔軟性あり(前歯に最適)

➡ アスヒカル歯科では、部位やご希望に応じて最適な素材をご提案しています。

Step 2|歯の形成(土台の形を整える)

クラウンを被せるために、歯の形を丁寧に整えます。
この工程の精度がクラウンのフィット感・寿命に大きく影響します。

Step 3|型取り(印象採得)

従来の印象材による型取りに加え、最新のデジタルスキャナー(光学印象)も導入しています。

  • 🕒 短時間で終了

  • 😊 嘔吐反射が起きにくく快適

  • 🎯 高精度 → 適合性・快適性が向上

Step 4|クラウンの製作・装着

選んだ素材でクラウンを製作し、装着します。
最後に噛み合わせを細かく調整し、自然なフィット感を再現します。

Step 5|装着後のメンテナンス

クラウンを長持ちさせるには、装着後のケアが非常に重要です。

  • 定期検診(3〜6ヶ月ごと)

  • 歯とクラウンの境目の清掃(フロス・歯間ブラシ)

  • 歯周病・虫歯の再発予防のクリーニング

➡ アスヒカル歯科ではメンテナンス体制も万全です。

保険のクラウンと自費クラウン、どう選べばいい?

比較項目

保険クラウン

自費クラウン

素材

主に金属

セラミック・ジルコニアなど

見た目

金属色で目立つ

天然歯に近く自然な色調

耐久性

やや低い

メンテナンス次第で10年以上持続可

費用

低コスト(3割負担)

高額(部位・素材で異なる)

アレルギー

金属アレルギーのリスクあり

ノンメタルで安心

長期的に安定した見た目と強度を求める方には、自費クラウンがおすすめです。

まとめ|クラウンは「治療後の歯を守る最強のパートナー」

根管治療が成功しても、その後に適切なクラウンで歯を保護しなければ、再感染や歯の破折のリスクは避けられません。

クラウンには以下のような大切な役割があります:

  • ✅ 歯の構造を補強し、割れを防ぐ

  • ✅ 噛み合わせを安定させ、他の歯を守る

  • ✅ 美しい見た目を取り戻し、笑顔に自信が持てる

歯の健康寿命を延ばすためにも、クラウン選びはとても重要な治療の一環です。

ご相談はアスヒカル歯科へ|大阪市都島区

アスヒカル歯科では、根管治療からクラウン装着、その後のメンテナンスまで一貫して対応いたします。

  • ✔ 精密根管治療(マイクロスコープ使用)

  • ✔ セラミック・ジルコニアなど高品質クラウンに対応

  • ✔ 噛み合わせ調整や長期フォロー体制も充実

📞 ご予約・無料カウンセリングはこちらから:
👉 アスヒカル歯科 公式サイト

コメント

CAPTCHA