歯周病の症状 軽度~中等度~重度別で徹底解説

2024.05.01

歯周病の症状 軽度~中等度~重度別で徹底解説」ということについて3つのポイントで解説!

■ポイント1 歯周病の症状「軽度編」

■ポイント2 歯周病の症状「中度編」

■ポイント3 歯周病の症状「重度編」

 

■ポイント1 歯周病の症状「軽度編」

では、まず歯周病の「軽度」の症状について解説していきます。

歯周病が軽度なのか、中度なのか、はたまた重度なのかは、まず歯周病の検査を行い確認をします。

歯周病の検査とは、歯周ポケットの深さを測る検査のことです。

この「歯周ポケット」とは歯と歯茎の間の深さのことで、メモリのついた道具を使用してチクチクと、深さが何ミリあるのかを検査していきます。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この歯周ポケットは誰しもありますが、深さの程度によって歯周病が進行しているかを検査します。

また、そこから出血があるかどうか、歯に揺れがあるかどうかも重要で、出血や歯の揺れも歯周病の検査の1つと言えます。

軽度の場合であれば、歯周ポケットが4mm以下程度で、出血がある場合や、ない場合もあります。

また、歯周ポケットは浅いが、出血があるなど、歯茎つまり歯肉が腫れている状態だけなども軽度に当たります。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軽度の場合であれば、ちょっとしたお家での歯ブラシのコツを覚え、歯医者さんで歯石をとってもらうことで早期に改善することが多いです。

また、歯周ポケットもそこまで深くないことがほとんどなので、歯茎よりも下の「縁下歯石」と呼ばれる、取りにくい汚れも少ないことが多いです。

歯医者さんでの定期検診を受けながら、口腔内のお手入れをすることが大切です。

■ポイント2 歯周病の症状「中度編」

続いて、歯周病の「中度」の症状について解説していきます。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中度の方では、先ほどの歯周ポケット検査で5mm 以上あり、出血も増え、歯を支える骨も少しずつ始まっている方のことを言います。

歯の骨が少しずつなくなることで、歯にも揺れが出てきたりします。

歯の揺れは「0」から「3」の4段階で計測していきますが、中度の方の場合であれば「1」〜「2」程度の揺れがあると言われています。

また、歯茎よりも下の「縁下歯石」と呼ばれる、黒くて硬い歯石がついていることも多いです。

これを取り切るには、ただ歯ブラシを頑張るだけでは取り切れなくて、歯科衛生士さんによる専門の道具で取る必要があります。

また、かなり硬く付着していることが多いため、取るのにも回数が必要です。

ただし、しっかりと歯石の除去を行い、お家での歯ブラシなどケアを行っていただくことで、改善することも多いです。

また、中度の方も日頃の定期検診で、歯茎の状態を確認してもらい、歯石がついている場合にはとってもらうということが大切です。

そして、定期的なチェックで、進行の早期発見もできるため、歯医者さんでの定期検診をお勧めします。

■ポイント3 歯周病の症状「重度編」

それでは最後に、歯周病の「重度」の症状について解説します。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯周病が重度に進行すると、歯を支える骨が大幅になくなり、歯がぐらついてきたり、歯周ポケットも「10mm以上」ある方もおられたりと、今にも抜けそうな状態のことです。

他にも、膿が出たり、出血もお口の中全体的にしていることも多く、口臭の原因ともなっています。

歯周病は、痛みのないままに進行することが多く気づきにくいですが、重度にまで達成すると「歯が抜け落ちた」など、目で見える症状でご連絡をくださる方も多くおられます。

重度にまで進行すると、なかなか歯石をとって、歯ブラシをしたとしても、歯の骨の量が簡単に戻ってくるわけではないので、歯の揺れが治らず、抜歯になることも多いです。

また、歯周病の方は歯を抜歯した後も、骨の量が少ないため、インプラント治療が難しかったり、噛み合わせが崩壊してしまっていることも多く、治療の期間も費用もたくさん必要になることがあります。

ここまで進行してしまうと、歯医者さんでの頑張りだけでは、歯を残すことが難しいことも多いので、そうなる前に早期に治療をしていただくことをお勧めします。

また、現在重度と言われている方も、今後どのように治療を進めていくのか、どの歯が残せるのかを、歯科医師・歯科衛生士にも相談しながら決めていただき、今後も再発させないためにも定期的な検診を強くお勧めします。

まとめ

今回は、「歯周病の症状 軽度~中等度~重度別で徹底解説」について、3つのポイントを解説しました。

1つ目のポイントは、「歯周病の症状『軽度』」ということ

2つ目のポイントは、「歯周病の症状『中度』」ということ

3つ目のポイントは、「歯周病の症状『重度』」ということ

をお話ししました。

歯周病は先ほどもお話ししましたが、痛みのないままに進行することがほとんどです。

痛みを感じる場合には、かなり重度まで進行していることがほとんどで、治癒仕切れないこともあります。

歯周病も早期発見と早期治療がとても大切な治療となりますので、ぜひ歯医者さんでご自身が今どのような状況なのかを診てもらい、早期の治療をお勧めいたします。




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