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そのままでは抜歯になる!根管治療での出血の原因と治療法を徹底解説

2021.06.07 (最終更新日:2021.06.07)
出血ーアイキャッチ

歯医者で根管治療中に、「出血が多く治療が進まない」と言われたことはありませんか?

根管治療における出血には2種類あります。

 それは「歯の中からの出血」と「歯茎からの出血」です。

さらに、「歯の中からの出血」には、細菌が原因の出血と、歯が破折していたり穴が空いていることが原因の出血があります。

 また「歯茎からの出血」は細菌が歯の根っこの先で炎症を起こしたことが原因の出血です。

出血に対する治療法には「根管治療」や「抜歯」があります。

 自分の歯の出血がどれに当てはまり、どの治療が必要なのか知りたいですよね?

この記事では根管治療における「出血」について絵や表を用いて詳しく説明していきます。

1根管治療での出血は「歯の中での出血」と「歯の周り(歯茎)の出血」の2種類ある

1-1「歯の中の出血」

 

歯の中からの出血の原因には以下の3つがあります。
根管治療ー出血
それぞれみていきます。

1-1-1「根っこの先の炎症」

根尖が原因の出血

虫歯がひどくなり虫歯菌などの細菌が、歯の根っこの中まで侵入すると、根っこの先で炎症が起こります。

この炎症がひどくなると、膿と一緒に根っこの中で出血が起こります。

ですので、この出血の原因は「細菌」なのです。

細菌が原因なので歯の根っこの中をキレイにする「根管治療」をすることにより、根っこの炎症からの出血を止めることができます。

 

1-1-2「穿孔(歯に穴があいている)

 

穿孔が原因の出血

 

2つ目は歯の中に穴が空いていてその穴から起こる出血です。

歯に穴があく原因には深い虫歯や炎症による歯の組織が吸収されることがあげられます。

深い虫歯の原因は「細菌」ですが、歯に穴をあける炎症の原因はまだ解明されていません。

歯にあいた穴の治療法は「根管治療」です。

歯の根っこの中をキレイにし、特殊な材料で穴を埋めることで出血を止めることがでします。

1-1-3「歯の破折(割れている)

破折が原因の出血

3つ目は歯の根っこが破折(割れている)していることによる出血です。

歯の根っこが破折すると割れた歯の隙間から歯の周りにある血液が中に入ってきます。

ですので原因は根っこの破折です。

根っこが破折している場合、治療法は「抜歯」となります。

根っこが割れていると、残すことはできませんので、抜歯をします。

1-2「歯の周り(歯茎)の出血」

歯の周り(歯茎)からの出血の原因には以下の2つがあります。
歯茎からの出血
それぞれみていきます。

1-2-1「歯茎の腫れからの出血」

Perが原因で出血

深い虫歯や、以前根管治療を受けたが細菌が歯の根っこの中に残っていると、細菌がどんどん歯の中で増え、やがて根っこの先で炎症が起こります。

細菌が増え続けると、根っこの先で炎症を起こし、やがて逃げ道を作り歯茎が腫れ、出血や排膿が起こります。

ですので、原因は根っこの中の「細菌」なのです。

細菌が原因なので歯の根っこの中をキレイにする「根管治療」をすることにより、根っこの先の炎症、歯茎の腫れを治し、出血を止めることができます。

1-2-2「治療でできた歯茎の傷」

器具が原因の出血

 

2つ目は治療に伴い歯茎にできた傷からの出血です。

これは、

・麻酔の針

・根管治療をする際に使用するラバーダムのクランプ

による歯茎の傷です。

ラバーダムとは根管治療に必須の器具で、ゴムのシートを使用します。
ラバーダムの絵

唾液には細菌が含まれてい流ので、根っこの中に入ると、感染を起こす可能性があります。また、再治療の原因となります。

そして、根管治療で使用する洗浄液は、刺激が強いものを使用します。

ラバーダムは歯の中に唾液が入ること、洗浄液が漏れることを防ぐために使用します。

このラバーダムのゴムシートを歯に引っ掛ける金属の輪っかのことを「クランプ」といいます。

クランプの先が歯茎に刺さると出血が起こります。

これは歯茎に傷ができて起こる出血なので、特に治療の必要はありません。

治療後12 日は歯茎に違和感があることがありますが、出血は治療当日には止まります。

2治療法は「根管治療」と「抜歯」

出血の治療法

2-1「根っこの先の炎症」「穿孔(歯に穴があいている)」「歯茎の腫れからの出血」なら根管治療!

1章で説明したように

・「細菌」が原因の根っこの先の炎症、歯茎の腫れからの炎症からの出血、

・歯に穴があいていることによる出血の治療法は

根管治療です。

まず根管治療について説明します。

根管治療は以下の3つのステップからなります。

この3つのステップを2〜3回かけて行います。

予約の取り方で違いはありますが、通常1ヶ月以内で治療を終えることができます。

感根流れ

①虫歯や歯の根っこの中の細菌を取り除く

根管治療が必要な歯は、根っこの中で細菌が繁殖している状態です。

針のような器具(ファイル)を使って根っこの先まで細菌を取り除き、キレイにしていきます。

②歯の根っこの中をキレイにする

細菌を取り除いた後は根っこの形をキレイに整えし、最終的なお薬を隙間なく詰める準備をしていきます。

お薬を詰めた後に根っこの中に隙間があると再び細菌が繁殖していきます。

ですので、根っこの形をキレイに整えて隙間なくお薬が入るようにしていきます。

③歯の根っこにお薬を詰める

キレイになった根っこの中に隙間がないようにお薬を詰めていきます。

お薬を詰めることで根っこの中の隙間をなくし、根っこが割れるのを防いでくれます。

 

以上が根管治療の流れになります。

 

「細菌」が原因の根っこの先の炎症、歯茎の腫れからの炎症からの出血は根管治療をすれば、細菌はいなくなり炎症が治りますので、出血を止めることができます。

 

・穴があいている時は穴を埋める!

歯に穴があいていることによる出血においては、通常の根管治療に加え、歯にあいた穴を特殊な材料で埋めるステップが必要になります。

穴を埋めることで出血を止めることができます。

2-2「根っこの破折」なら「抜歯」

割れた歯は抜歯!
抜歯の絵

歯の根っこが割れている場合は、その歯を残すことはできないので「抜歯」をすることになります。

根っこが割れると割れている部分に細菌が入り込み、炎症が起こります。

割れている根っこは治療しても細菌をコントロールすることができず、いつまでも炎症を起こしている出血する状態になります。

ですので、根っこが割れている場合の治療法は「抜歯」となります。

2-3「治療でできた歯茎の傷」は自然と治る

麻酔の針やラバーダムのクランプでできた歯茎の傷からの出血は自然に治ります。治療の必要はありません。

単なる傷なので、違和感が出ることはありますが12日で治りますので、そのまま様子をみましょう。

3治療期間中の仮蓋は必須!

[仮蓋が細菌の侵入を防いでくれる]
仮蓋は必須

根管治療期間中は仮蓋をします。

根管治療するために歯を大きく削るため、次の治療まで細菌が入らないようにするため、蓋をする必要があるからです。

歯の根っこの先での炎症がかなり強い時、根っこの先からの出血がなかなか止まらまい場合があります。

通常根管治療は次の治療までの間は仮蓋を詰めますが、根っこからの出血が止まらない場合、仮蓋をせずに治療を終わる歯科医院もあります。

それは出血が止まらないのに仮蓋をすると、歯の中で内圧が上がり痛みが出る可能性があるからです。

しかし、仮蓋をしないと歯の中に細菌が入り、いつまでも歯の中が感染している状態になります。

感染が続くと根っこの先で炎症し続けるので、いつまでも治ることはありません。

ですので、根管治療期間中は仮蓋が必須となります。

根っこの先から出血が多い時は歯の中をしっかり洗浄し、仮蓋をして治療を終える必要があります。

4痛い時の対応

[痛い時の2つの対応]
神経腐る対応

4-1すぐ歯医者に行く

院長写真

まだ歯医者を受診する前や根管治療期間中に出血があり痛みもある時は、すぐに歯医者に行き治療を受けてください。

治療を受けることで1番確実に痛みを無くすことができます。

細菌が原因の場合は根っこの中をキレイにすることで徐々に痛みがひいていきます。

また、歯が割れている場合は抜歯をすることで痛みはなくなります。

ですので痛みが出た時はすぐに歯医者に行き、治療を受けましょう!

4-2鎮痛剤を飲む

痛い時は歯医者に行くのが1番ですが、時間がなかったり、深夜などすぐ歯医者にいけない場合は、鎮痛剤を飲みましょう。

鎮痛剤はドラッグストアなどで購入できます。

鎮痛剤は痛みを抑えてくれるだけで、痛みの原因を解決するには治療が必要なので、時間を作り必ず歯医者に行きましょう。

ロキソニン写真

5根管治療専門医による治療を受けましょう!

5-1根管治療専門医による治療を受けなければならない理由

歯の中の出血を治すには「根管治療」が必要と説明してきましたが、根菅治療は難易度が高い治療なので専門医による治療を受けることをお勧めします。

根管治療は目では見えない歯の根っこの中を扱う治療で、根っこの形は複雑であり人それぞれ個人差もあります。

歯の中にある穴を埋めるにはマイクロスコープを使い高度な技術を必要とします。

また複雑な根っこの中をキレイにし隙間なくお薬を詰めるのもとても難しい治療となります。

高い精度の根管治療を受けるために、根管治療専門医に治療してもらうことをお勧めします。
[根管治療専門医による治療のメリット・デメリット]
自費のメリットデメリット
十分な知識と世界レベルの技術を持つ根管治療専門の歯科医師、レントゲンだけだは把握できない歯の根っこの形態を調べるために使うCBCT、拡大して歯の根っこの中を見ることができるマイクロスコープなどが揃っていることで精度の高い根管治療を行うことができます。

5-2アスヒカル歯科では質の高い根管治療を行っています!

[専門性がわかる3つのポイント]
専門の歯科医院
アスヒカル歯科にはアメリカの根管治療の学会(AAE)での認定資格をもち、またトロント大学の認定資格を持つ世界基準の知識と技術を持つ根管治療専門医による根管治療をしております。
院長専門医
また、精密根管治療に必須なマイクロスコープとCBCTが設備しています。
・マイクロスコープ
マイクロスコープ症例

マイクロスコープを使うと歯の根っこの中の見て確認することができます。

上の写真のような器具の一部が根っこの中に残っているなどのトラブルを発見でき治療することができます。

CBCT
CBCT3方向から歯を把握することができ、複雑な根っこの形を把握することができます。
CBCT症例

上の写真のように、レントゲン写真では根っこに黒い影(病変)は確認できませんが、CBCTでは根っこの先に黒い影(病変)を確認することができます。

以上のようにアスヒカル歯科では世界基準の技術を持つ歯科医師が在籍し、根管治療に必要な設備が整っており、日々精度の高い根管治療を行っております。

下にアスヒカル歯科の根管治療専用ページのリンクを貼っておきますので、詳しく知りたい方はご覧ください。

アスヒカル歯科の根管治療専用ページ https://osaka-endodontic.or.jp/about.php

6まとめ

根管治療での出血は「歯の中での出血」と「歯の周り(歯茎)の出血」の2種類ある
出血原因全部
治療法は「根管治療」と「抜歯」
出血ー治療
・治療期間中の仮蓋は必須!
仮蓋は必須
・痛い時の対応
神経腐る対応

痛い時はすぐ歯医者に行きましょう!

すぐいけない時は市販の鎮痛剤を飲んで下さい。

根管専門医による治療を受けましょう!

根菅治療は難易度が高い治療なので専門医による治療を受けることをお勧めします。

根管治療は目では見えない歯の根っこの中を扱う治療で、根っこの形は複雑であり人それぞれ個人差もあります。

歯の中にある穴を埋めるにはマイクロスコープを使い高度な技術を必要とします。

高い精度の根管治療を受けるために、根管治療専門医に治療してもらうことをお勧めしま

す。
アスヒカル歯科では質の高い根管治療を行っています!
専門の歯科医院

アスヒカル歯科にはアメリカの根管治療の学会(AAE)での認定資格をもち、またトロント大学の認定資格を持つ世界基準の知識と技術を持つ根管治療専門医による根管治療をしております。

アスヒカル歯科の根管治療専用ページ https://osaka-endodontic.or.jp/about.php

以上が根管治療における「出血」の説明になります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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