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歯磨き粉は歯周病に効く?
2026.01.17
歯周病を悪化させない歯磨き粉の選び方を歯科医が解説
皆さんこんにちは。
大阪市都島区のアスヒカル歯科、院長の加藤です。
今回は
「歯周病にはどんな歯磨き粉がいいんですか?」
「歯磨き粉を変えたら、歯周病は良くなりますか?」
といった、非常によくある質問についてお話しします。
実際に、
「歯周病 歯磨き粉」
「歯磨き粉 おすすめ」
と検索して、たくさんの商品を前に迷っている方はとても多いです。
結論からお伝えします。
歯磨き粉だけで歯周病が治ることはありません。
ただし、選び方を間違えると歯周病を悪化させてしまうこともあります。
今日は、歯科医の立場から、
歯周病と歯磨き粉の正しい関係を分かりやすく解説します。
今日の記事のポイント
まず、今日お伝えしたいポイントを整理します。
- 歯磨き粉は歯周病の「治療薬」ではない
- 歯周病に合わない歯磨き粉を使うと悪化することがある
- 成分よりも「使い方」と「磨き方」が重要
- 歯周病の段階によって歯磨き粉の役割は変わる
この4つを、順番に詳しく解説していきます。
ポイント①歯磨き粉だけで歯周病は治らない
まず大前提として知っておいていただきたいのは、
歯磨き粉は歯周病を治すための薬ではないということです。
歯周病の原因は、
- 歯と歯茎の境目にたまった細菌
- 歯石の中に入り込んだ細菌
- 長期間続く炎症
です。
歯磨き粉に含まれる成分は、
- 炎症を抑える
- 細菌の増殖を抑える
- 口の中を清潔に保つ
といった補助的な役割はありますが、
歯石の中に入り込んだ細菌を除去することはできません。
そのため、
歯周病の改善には、
- 歯科医院でのクリーニング
- 正しい歯磨き方法
- 継続的なケア
が不可欠です。
ポイント②歯周病の人が注意すべき歯磨き粉の特徴
「どれを選べばいいか分からない」
という方のために、
歯周病の方が注意したい歯磨き粉の特徴をお伝えします。
まず注意したいのは、
研磨剤が強すぎる歯磨き粉です。
泡立ちが良く、スッキリ感が強いものほど、
- 歯茎を傷つけやすい
- 知覚過敏を悪化させる
- 磨いた気になってしまう
ことがあります。
また、
刺激の強い成分が多いものは、
- 歯茎がヒリヒリする
- 炎症がある部分にしみる
といった原因になることもあります。
歯周病が気になる時期は、
「強い爽快感」よりも「やさしさ」を重視することが大切です。
ポイント③歯磨き粉以上に大切なのは「磨き方」
歯周病のケアで、
歯磨き粉以上に重要なのが磨き方です。
どんなに良い歯磨き粉を使っても、
- 歯と歯茎の境目に当たっていない
- 力が強すぎる
- 磨く時間が短い
といった状態では、
歯周病の原因となる汚れは落とせません。
歯周病の方に意識してほしいのは、
- 歯ブラシを歯茎に軽く当てる
- 小刻みに優しく動かす
- 出血してもすぐにやめない・強くしない
というポイントです。
**「歯磨き粉を何にするか」よりも、
「どう磨くか」**が結果を大きく左右します。
ポイント④歯周病の段階で歯磨き粉の役割は変わる
歯周病は、
- 初期
- 中等度
- 重度
と段階があります。
初期の段階では、
歯磨き粉は
- 炎症を抑えるサポート
- プラークの付着を抑える
役割を果たします。
一方で、
中等度以上になると、
歯磨き粉だけでの対応は限界があり、
歯科医院での治療が中心になります。
そのうえで、
歯磨き粉は
- 治療効果を維持するための補助
- 再発を防ぐためのサポート
として使う、
という位置づけになります。
アスヒカル歯科の考え方
当院では、
「この歯磨き粉を使えば治ります」
という説明はしていません。
- 今の歯周病の段階
- 歯茎の状態
- 磨き方のクセ
を確認したうえで、
- 歯磨き粉の選び方
- 歯ブラシの当て方
- 日常ケアのポイント
をお伝えしています。
歯周病は、
道具よりも習慣が大切な病気です。
まとめ
最後にまとめです。
- 歯磨き粉だけで歯周病は治らない
- 合わない歯磨き粉は悪化の原因になる
- 磨き方が最も重要
- 歯周病の段階によって役割は変わる
- 歯科でのケアと併用することが大切
歯磨き粉選びに迷ったときは、
「何を使うか」よりも
「今の状態に合っているか」を基準に考えてみてください。



