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【お子さん必見】乳歯の抜歯って痛いの?怖くない!歯科医が優しく解説
2025.11.08
皆さん、こんにちは!大阪市都島区にあります、地域のかかりつけ歯科医院「アスヒカル歯科」院長の加藤真悟です。
本日は、お子さんを持つ親御さん、そしてこれから乳歯の抜歯を経験するお子さんに向けて、「乳歯の抜歯って痛いの?怖くない?」というテーマでお話ししたいと思います。
お子さんにとって、初めての抜歯は大きな不安ですよね。
親御さんも、「子供が痛がったらどうしよう」「泣いてしまうかな」と心配されることと思います。
でも、ご安心ください。
私たちアスヒカル歯科では、お子さんが安心して治療を受けられるように、様々な工夫をしています。
今日は、乳歯の抜歯の痛みについて、そして怖くない抜歯のために何ができるのか、以下のポイントに沿って詳しく解説していきます。
本日の動画のポイント
- 乳歯の抜歯はなぜ必要?どんな時に抜くの?
- 乳歯の抜歯は痛いの?痛みを抑える工夫とは
- お子さんの不安を和らげるために、親御さんができること
それでは、一つずつ見ていきましょう。
①乳歯の抜歯はなぜ必要?どんな時に抜くの?
まず、そもそも乳歯の抜歯はなぜ必要になるのでしょうか?どんな時に抜歯が必要になるのか、具体的に見ていきましょう。
乳歯の抜歯が必要になる主なケース
- 永久歯がすでに生えてきているのに、乳歯が抜けない場合
- これが最も多いケースです。
通常、乳歯は永久歯が生え始める時期に合わせて自然にグラグラになり、抜け落ちます。
しかし、永久歯が乳歯の内側(舌側)や外側(頬側)から生えてきているのに、乳歯がしっかりと残ってしまっていることがあります。 - この状態を放置すると、永久歯が正しい位置に生えられず、歯並びが悪くなる原因になることがあります。
また、歯磨きもしにくくなり、「虫歯」のリスクも高まります。
- これが最も多いケースです。
- 乳歯の虫歯がひどく、残しておくと永久歯に悪影響がある場合
- 「虫歯を放置するとどうなる」かというと、乳歯の虫歯が非常に大きく、根の先にまで炎症が及んでいる場合、そのままにしておくと下に控えている永久歯の成長に悪影響を与えたり、感染が永久歯に広がったりするリスクがあります。
- また、痛みで食事ができない、夜眠れないといったお子さんの負担を軽減するためにも、抜歯が必要になることがあります。
- 矯正治療のためにスペースが必要な場合
- 将来的な歯並びを整える「矯正治療」を行う際に、歯が並ぶスペースを確保するために、特定の乳歯を抜歯することがあります。
これは専門的な判断が必要になります。
- 将来的な歯並びを整える「矯正治療」を行う際に、歯が並ぶスペースを確保するために、特定の乳歯を抜歯することがあります。
- 乳歯が折れてしまったり、ひどく損傷してしまった場合
- 転倒などで乳歯が折れてしまったり、神経が露出するほどの大きな損傷を受けた場合、抜歯が必要になることがあります。
これらのケースでは、単に乳歯を抜くだけでなく、お子さんの将来の歯並びや口腔全体の健康を考えて、歯科医師が慎重に判断して治療方法を提案します。
②乳歯の抜歯は痛いの?痛みを抑える工夫とは
お子さんや親御さんにとって一番気になるのは、「乳歯の抜歯は痛いのか?」ということだと思います。
結論から言うと、適切に麻酔を行えば、抜歯の最中に痛みを感じることはほとんどありません。
抜歯の痛みを抑えるアスヒカル歯科の工夫
- 表面麻酔で「チクッ」を軽減!
- 麻酔の注射をする前に、まず歯ぐきに「表面麻酔」という塗るタイプや貼るタイプのお薬を塗ります。
これにより、注射針が刺さる瞬間の「チクッ」とした痛みをかなり和らげることができます。
- 麻酔の注射をする前に、まず歯ぐきに「表面麻酔」という塗るタイプや貼るタイプのお薬を塗ります。
- 細い針と電動麻酔器で優しく麻酔
- アスヒカル歯科では、大人も子供も関係なく、痛みを最小限に抑えるために、非常に細い注射針を使用しています。
さらに、体温くらいに温めた麻酔液を使用し、ゆっくりと一定のスピードで注入できる「電動麻酔器」を導入しています。
これにより、麻酔液が入る際の圧迫感や刺激を減らし、お子さんが痛みを感じにくいように工夫しています。
- アスヒカル歯科では、大人も子供も関係なく、痛みを最小限に抑えるために、非常に細い注射針を使用しています。
- こまめに声かけをしながら
- 麻酔が効いているか、痛みや異常がないかなど、お子さんの様子を注意深く見ながら、優しく声かけをして治療を進めます。無理に治療を進めることはありません。
- どうしても怖い!というお子さんには、「笑気麻酔」もあります。
笑気麻酔は、酸素と麻酔のガスを吸いながら、うとうとリラックスした状態で治療を受けることができます。
- 素早く丁寧に抜歯
- 麻酔がしっかり効いたことを確認してから、歯科医師が素早く丁寧に抜歯を行います。
乳歯は永久歯と比べて根が短いことが多く、また自然にグラグラになっている場合は、比較的簡単に抜けることが多いです。
- 麻酔がしっかり効いたことを確認してから、歯科医師が素早く丁寧に抜歯を行います。
- 抜歯後の痛みへの配慮
- 抜歯自体は麻酔で痛みを感じませんが、麻酔が切れてくると、少し違和感や鈍い痛みを感じることがあります。
必要に応じて、痛み止めのお薬を処方します。
- 抜歯自体は麻酔で痛みを感じませんが、麻酔が切れてくると、少し違和感や鈍い痛みを感じることがあります。
ほとんどの場合、乳歯の抜歯は、麻酔が効いてしまえば「あれ?もう終わったの?」と感じるくらい、あっという間に終わります。親御さんもお子さんもご安心ください。
③お子さんの不安を和らげるために、親御さんができること
お子さんの抜歯が怖い、という気持ちを和らげるために、親御さんができることはたくさんあります。
親御さんの事前準備と心構え
- 「歯医者さんは怖くない場所」という認識を持たせる
- 日頃から「歯医者さんは、歯を強くしてくれる場所だよ」「虫歯を治してくれる優しい先生がいるよ」など、ポジティブな言葉で話してあげましょう。
親御さんが「痛いよ」「頑張って!」などと不安を煽る言葉は避けましょう。
- 日頃から「歯医者さんは、歯を強くしてくれる場所だよ」「虫歯を治してくれる優しい先生がいるよ」など、ポジティブな言葉で話してあげましょう。
- 事前に「抜歯の流れ」を簡単に説明する
- 「グラグラの歯を先生が優しく取ってくれるよ」「ちょっと魔法のお薬を塗るけど、大丈夫だよ」など、お子さんが理解できる言葉で簡単に説明してあげると、心の準備ができます。
ただし、詳しく説明しすぎて逆に不安にさせないように注意が必要です。
- 「グラグラの歯を先生が優しく取ってくれるよ」「ちょっと魔法のお薬を塗るけど、大丈夫だよ」など、お子さんが理解できる言葉で簡単に説明してあげると、心の準備ができます。
- 普段から歯科医院に通院する
- ある日突然知らないところに行くと、大人でも不安になります。
普段から歯科医院に通院して、歯科医院に慣れておくことも大切です。
- ある日突然知らないところに行くと、大人でも不安になります。
- 親御さんもリラックスして臨む
- お子さんは親御さんの表情や雰囲気を敏感に察知します。
親御さんが不安そうにしていると、お子さんも不安になってしまいます。
笑顔で「大丈夫だよ」と励ましてあげましょう。
- お子さんは親御さんの表情や雰囲気を敏感に察知します。
- 治療中は任せる姿勢で
- 治療中はお子さんの様子を優しく見守り、歯科医師や歯科衛生士に任せる姿勢が大切です。
過度に口出しをすると、お子さんが混乱してしまうことがあります。
- 治療中はお子さんの様子を優しく見守り、歯科医師や歯科衛生士に任せる姿勢が大切です。
- 「フッ素塗布」や「シーラント」で虫歯予防を
- 乳歯の虫歯予防には、「フッ素塗布」や奥歯の溝を埋める「シーラント」が非常に有効です。
何かあったときに不安にさせない、普段から歯科医院に慣れておくためにも、定期的な「メンテナンス」と合わせて予防通院をしましょう。
- 乳歯の虫歯予防には、「フッ素塗布」や奥歯の溝を埋める「シーラント」が非常に有効です。
アスヒカル歯科は、地域のかかりつけ歯科医院として「安心・信頼・わかりやすさ」を重視しています。
お子さん一人ひとりのペースに合わせて、優しく丁寧に治療を進めますのでご安心ください。
まとめ
本日は、お子さんの乳歯の抜歯について、「痛み」という不安に焦点を当てて解説しました。
- 乳歯の抜歯はなぜ必要?どんな時に抜くの?
- 乳歯の抜歯は痛いの?痛みを抑える工夫とは
- お子さんの不安を和らげるために、親御さんができること
乳歯の抜歯は、永久歯の正しい成長や将来の歯並びのために、時に必要となる大切な治療です。麻酔を適切に行えば、抜歯中に痛みを感じることはほとんどありません。アスヒカル歯科では、表面麻酔や電動麻酔器などの工夫で、お子さんが安心して治療を受けられるよう最大限配慮しています。
親御さんも、お子さんの不安に寄り添い、ポジティブな言葉かけや事前の説明でサポートしてあげてください。
「乳歯 抜歯 痛み」で不安を感じていた皆さんの気持ちが、少しでも楽になったなら嬉しいです。お子さんの歯のことで何か気になることがあれば、どんな小さなことでも構いませんので、お気軽にアスヒカル歯科にご相談ください。



