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【子育て世代必見】子供の虫歯予防の新常識!歯磨きより大切な2つのこと|歯科医師が解説
2025.09.05
「毎日ちゃんと仕上げ磨きをしているのに、なぜか虫歯ができてしまう…」
「おやつは完全に禁止すべき?どれくらいなら大丈夫?」
お子さんの虫歯予防について、このように悩んでいるお父さん、お母さんは非常に多いと思います。
実は、現代の虫歯予防では、「歯磨きを頑張る」だけでは不十分で、それ以上に効果的な、科学的根拠に基づいた重要なポイントがあることが分かっています。
今回は、子育て世代の皆さんに本当に知ってほしい、「最新の子供の虫歯予防法」について、特に大事な2つのポイントを徹底解説します。
この動画を見れば、今日から実践できる、最も効果的な虫歯予防の方法が分かります。
お子さんの大切な歯を一生守るための秘訣はこちらです。
では、まず、
ポイント1:歯を強くする「フッ素」を最大限に活用する
ポイント2:お口の環境を守る「飲食のルール」を決める
以上の2つのポイントについて解説します。
ポイント1:歯を強くする「フッ素」を最大限に活用する
まず最も重要なのが、「フッ素を効果的に使うこと」です。
かつては「甘いものを控える」「とにかく歯磨きを徹底する」ことが重視されてきました
もちろんそれらも大切ですが、近年の研究では、フッ素の利用が虫歯予防に極めて高い効果があることが証明されています。
フッ素には、主に3つの働きがあります。
・歯の質を強くする(耐酸性の向上)
・歯の修復を助ける(再石灰化の促進)
・虫歯菌の働きを弱める(酸産生の抑制)
このフッ素の効果を家庭で最大限に引き出すためには、「フッ素入りの歯磨き粉」と「フッ素洗口液(うがい薬)」の併用が非常に効果的です。
・フッ素入り歯磨き粉
毎日の歯磨きで使用します。年齢に応じたフッ素濃度の製品を選びましょう。
・フッ素洗口液(うがい薬)
ブクブクうがいができるようになったら、就寝前の歯磨きの後など、1日1回ブクブクうがいをする習慣を取り入れましょう。
歯磨きで歯の汚れを落とし、さらにフッ素で歯をコーティングして強化する。
この「歯磨き+フッ素」が現代の虫歯予防の基本です。
ポイント2:お口の環境を守る!「ダラダラ食べ・飲み」をなくす
次に大切なのが、「間食の時間を決めること」、つまり飲食のルール作りです。
食事やおやつを食べると、お口の中は酸性になり、歯の表面がわずかに溶かされます。
これを脱灰といいます。
その後、唾液の働きによって、時間をかけて元の状態に修復されます。
これを再石灰化といいます。
しかし、おやつをダラダラと食べ続けたり、ジュースをちびちびと飲み続けたりすると、お口の中が酸性の時間が長くなり、歯を修復する時間がなくなってしまいます。
この「溶けっぱなし」の状態が、虫歯の直接的な原因です。
ポイントは、「何を食べるか」よりも「どのように食べるか」です。
おやつを完全に禁止する必要はありません。
大切なのは、時間を決めてメリハリをつけることです。
・おやつの時間を決める
例えば、午後3時に1回だけ!など。
・ジュースやイオン飲料は特別な時だけにし、普段の水分補給はお茶か水にする
・食後のデザートとして与えるのも効果的
「3時になったらお菓子を食べようね」など、親子でルールを決めて実践することで、虫歯になりにくいお口の環境を守ることができます。
まとめ
今回は、「子供の虫歯予防で本当に大切なポイント」について、2つ解説しました。
ポイント1:「フッ素」を毎日のケアに取り入れて、歯そのものを強くする。
ポイント2:「飲食のルール」を決めて、歯が溶け続ける時間をなくす。
一生懸命な仕上げ磨きに、この「フッ素の活用」と「飲食のルール作り」という2つの習慣をプラスするだけで、お子さんの虫歯リスクは劇的に減らすことができます。
子育てで忙しい毎日だと思いますが、この2つのポイントなら、今日からすぐにでも実践できるはずです。
ぜひ、ご家庭で取り組んでみてください。