インプラント治療の通院回数や期間はどれくらい必要なのか?その理由とは?

2022.11.07

「インプラント治療の通院回数や期間はどれくらい必要なのか?その理由とは?」3つのポイントを解説

 

■ポイント1 インプラント治療の通院回数について

■ポイント2 インプラント治療の期間について

■ポイント3 インプラント治療が長くかかる理由について

 

以上の3つのポイントを解説します。

 

■ポイント1 インプラント治療の通院回数について

 

    【最低でも5回〜10回程度は必要】

インプラント治療の回数は、患者様のお口の中の状態によっても異なりますし、インプラントを埋入する場所、付随する手術の種類によっても大きく異なります。

インプラント治療はインプラント体を入れる1次オペだけではなく、1次オペ後、歯茎に埋まっているインプラントの頭の部分を出す2次オペを行ったり、仮歯を入れ、様子をみてから最終的な被せ物の型取りをして、装着します。

抜歯と同時にインプラントを埋入された方であれば、最低でも5回から10回程度は治療回数が必要です。
他にも骨を増やす処置をされたり、上顎洞と呼ばれる空洞を挙上する手術などが加われば、もう少し回数は必要となります。

 

■ポイント2 インプラント治療の期間について


  【インプラント治療の期間は半年〜1年程度】

インプラント治療の期間についても、患者様のお口の中の状況によって大きく異なります。

インプラントを埋入して、骨とくっつくのを待つだけの治療の場合には、最終的な被せ物を入れるという段階までを含めても半年程度で治療を完了することができます。

ただし、患者様によっては骨の量が少ない方もいらっしゃいます。骨を増やす処置をして、骨が安定するまで期間を待ってからインプラント治療をされるという方であれば、さらに治療期間が必要となってしまいます。

ですので、付随する手術が多ければ多いほど治療期間も長くなるのです。

 

■ポイント3 インプラント治療が長くかかる理由について


  【骨の量で大きく変わる】

先ほどからもたくさん出てきていますが、インプラント治療の期間が長くなる理由は、

インプラントを入れる部分の骨の量が多いか少ないかで大きく左右されます。

抜歯をしてから、長期間放置してしまっている場合には、抜歯後どんどんと骨は少なくなってしまいます。
いざ手術をしようと思っても、放置している期間が長かったりなどの理由で骨が少ないと骨を増やす量もたくさん必要です。
増やした骨が、患者さん自身の骨に変化するのにも期間がかなり必要になります。

他にも、上の歯にインプラントを埋入する場合には、上顎洞を挙上する手術(サイナスリフト)が必要となる場合もあります。
その際にも、骨が出来上がるのを待つ期間が必要ですので、期間は長くなります。

ですので、付随する手術が増えれば増えるほど、治療期間も長くかかってしまうのです。

また、重度の歯周病だった患者様は、骨の量が少ない可能性も高く、骨とインプラントがくっついているかの確認を通常よりも長く見ることもありますので、そういった場合には、より治療期間も有してしまいます。

インプラント治療を受ける前に必ず歯科医師に、どのような手術が必要なのか、またそれにはどのぐらいの期間が必要なのかを確認していただくことがとても大切です。


まとめ


今回は、「インプラント治療の通院回数や期間はどれくらい必要なのか?その理由とは?」について、3つのポイントを解説しました。

1つ目のポイントは、「インプラント治療の回数について」

2つ目のポイントは、「インプラント治療の期間について」

3つ目のポイントは、「インプラント治療の期間が長くかかる理由について」

についてお話しました。

インプラント治療は患者様のお口の状態によっても大きく異なってきます。
付随する治療が増えれば増えるほど治療期間も回数も必要となります。
まずは、インプラント治療を受けられる前に歯科医師に患者様ご自身の状況をお聞きになられ、ご納得してから治療を受けられることをお勧めいたします。

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