虫歯・歯周病・口臭全部を予防することはできる?

2025.05.19

「虫歯・歯周病・口臭全部を予防することはできる?」ということについて2つのポイントでお答えします。

 

■ポイント1 食後の歯磨きが大事!

■ポイント2 自分では取りきれない汚れを歯医者さんでとってもらうことが大事!

以上の2つのポイントについて解説します。

 

■ポイント1 食後の歯磨きが大事!

 

歯周病も虫歯も口臭も果たして全部が予防できるのか?

このような疑問を持たれた方も多いかもしれません。

ですが、全部が予防できたら安心できますよね。

3つの予防のために大切な共通点は大きく2つです。

一つ目についてまず解説していきます。

一つ目の対策は「食後の歯磨きの重要性」です。

人は食べ物を食べると、口腔内部は酸性といって歯が溶け出す時間へと移行していきます。

これは、時間とともに中性して溶けない時間へと変わっていきますが、キャラメルやコーヒーなど、ネチョネチョした食べ物や飲み物を摂取することにより、なかなか中性へ戻るまでに時間がかかります。

歯磨きを行うことで、お口の中の汚れを取ることができますので、虫歯予防に繋げることができます。

歯周病も、歯に汚れが付いていることから細菌が増殖し、悪化してしまうという病気です。

しっかりと汚れを取ることが何を予防するにもとても大切です。

実は、歯ブラシだけではお口の中の汚れを取り切るのは難しいのです。

お家でできるケアに、歯間ブラシとフロスがあります。

これは歯と歯の間に入れて、その汚れを取るというものです。

大人の歯の多くは密接して生えていることが多いです。

そうすることで、目には見えない歯と歯の隙間の汚れが非常に多いのが、大人の歯の特徴です。

これを気づかずにそのままにしておくと、虫歯や歯周病の原因となってしまいます。

もちろん、汚れが残っているということは、口臭の原因にもなりかねません。

つまり、この隙間の汚れをとることを、日頃の歯磨きの時に意識していただければと思います。

ですが、歯間ブラシにもたくさんの種類があり、患者様それぞれによって、合う歯間ブラシ、合わない歯間ブラシなど様々です。

ご自身に合ったものを選んでいただけるように、歯医者さんでアドバイスを受けるのが大切です。

ぜひ、ご自身に合ったセルフケアの道具を使い、お口の中を健康にしていただき、虫歯や歯周病、口臭の予防に繋げていただければと思います。

 

■ポイント2 自分では取りきれない汚れを歯医者さんでとってもらうことが大事!

 

もう一つ大切なことが、歯医者さんでの定期検診です。

お家でのケアを頑張ることも、お口の汚れをとることができますが、実はどれだけ頑張ってもお口の中の汚れは7割程度しか取り切ることができません。

歯と歯茎の境目にも実は汚れが残っていたりと、プロのケアでのお掃除もとても大切ですなのです。

これも残っていることで、虫歯や歯周病、口臭の原因となりかねません。

定期的にこうした細かい汚れをとることで、こうしたことを予防することができます。

それだけではなく、定期検診ではプロの目が患者様のお口の中を診させていただきますので、虫歯や歯周病なども早期に発見することができ、大事になる前の簡単な治療で済むこともできます。

膿や虫歯があることで、口臭の原因となってしまっていることもありますので、口臭予防のためにもとても大切です。

ぜひ、この2つを意識していただき、予防に努めていただければと思います。

 

まとめ

 

今回は、「虫歯・歯周病・口臭全部を予防することはできる?」について、2つのポイントを解説しました。

ポイント1つ目は、「食後の歯磨きが大事

ポイント2つ目は、「自分では取りきれない汚れを歯医者さんでとってもらうことが大事!

 

という事です。

どの予防にも共通して言えることは、口腔内を常に綺麗な健康な状態にしておくということです。

お家でのセルフケアと、歯医者さんでのプロのケアを心がけて、健康なお口環境を作っていただければと思います。

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