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日本人と海外の人の歯に対する価値観の違い
2025.05.12
「日本人と海外の人の歯に対する価値観の違い」ということについて2つのポイントでお答えします。
■ポイント1 海外の人は歯で自己管理できているかを見られる
■ポイント2 日本では保険診療があるためすぐに治療できてしまう
以上の2つのポイントについて解説します。
■ポイント1 海外の人は歯で自己管理できているかを見られる
海外では就職をする時に、歯や体型など見た目もかなり重視されるそうです。
歯並びが悪かったり、歯が抜けたままの状態など、きちんと治療されていないと、「自己管理ができていない人だ」と思われ、採用されないことがあるそうです。
日本では考え難いことかもしれませんが、海外ではこれが一般的な考え方です。
つまり、海外では歯への意識が日本に比べてとても高いということがいえます。
歯はお会いする人との第一印象にもなります。
それだけではなく、機能面でも歯の状態が悪いと、しっかりと噛めないことから認知症や転倒など、あらゆる病気との因果関係も立証されています。
それほど、歯というものはとても大切なものなのです。
海外ではそれの認知も高く、治療や健診も大事にされているというところが多いのです。
■ポイント2 日本では保険診療があるためすぐに治療できてしまう
では、なぜこんなにも先進国の日本人の歯に対する意識が低いのでしょうか?
そこにはこんな要因が隠されています。
日本には「保険制度」がありますよね。
本来であれば高額な治療費がかかるところを3割程度で治療が受けられるという、とても良い制度です。
これがあることで、安価に治療を受けることができるので、患者様も安心して治療を受けることができます。
しかしながら、裏手を取ると、安価に治療ができる=いつでも治療ができるという思いにかられている方が多いです。
つまり、「痛くなったら歯医者さんへ行こう!」と思われている方が多いということです。
腹痛や頭痛は痛くなって病院へいき、お薬を飲めば治るかもしれません。
しかしながら、歯はそういうわけにはいきません。
痛みがある時というのは、かなり症状が進行しているということです。
日本人の方の多くは、痛みが出てから治療にこられるので、かなり大掛かりな歯を大きく削らなければならない治療になってしまうことが多いのです。
海外では、こうした保険制度がないことが多いので、歯を大事にしようということから定期検診に行かれている方も非常に多くいらっしゃいます。
日本にはせっかく「保険制度」という良い制度がありますので、日頃から痛みが出る前に歯医者さんで定期検診を受け、万が一虫歯があったとしても早期発見・早期治療を受けていただくことをオススメします。
まとめ
今回は、「日本人と海外の人の歯に対する価値観の違い」について、2つのポイントを解説しました。
ポイント1つ目は、「海外では歯で自己管理ができているかを判断されることがある」
ポイント2つ目は、「保険制度により、日本人は痛みが出てからの治療が多い」
という事です。
歯は痛みが出る前の治療がとても大切です。
歯への意識は今まで低かったかもしれませんが、歯を大事にするということは体を大事にすることにも繋がります。
ぜひ、日頃から定期検診に通っていただき、歯を守る行動を大切にしていただければと思います。