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歯石は自分で取れるもの?
2025.04.28
■ポイント1 歯石は自分では取れない!!
■ポイント2 歯石を自分で取ろうとすると虫歯や歯周病になってしまうことも!
以上の2つのポイントについて解説します。
■ポイント1 歯石は自分では取れない!!
歯石とは、歯に付着する石のように固くなってしまったもののことを言います。
歯に汚れが溜まり、それが蓄積されどんどんと固くなっていってしまうのです。
良く患者様にも、「歯石はお家で自分で取れますか?」とご質問いただくことがありますが、歯石は自分では取ることができません!
というか、オススメできません。
歯石が自分で取れない理由は大きく2つあります。
一つ目は、「歯石は固くへばりついている」ということです。
日頃の歯ブラシや歯間ブラシでは到底取ることのできないほどの硬さでできています。
それを、ごしごし歯ブラシをしたり細いものでカリカリとしたからと言って取れるものではありません。
歯科衛生士による、専門の道具や機械を使うことで初めて取れますので、ご自身での力だけでは取り切ることができません。
二つ目は、「目に見えない場所に隠れている」ということです。
歯石は、目で見える部分についていることもありますが、大抵は歯茎の中の目では見えないところに潜んでいます。
歯科衛生士はそれを取るための訓練をし、歯石があるかどうかを確認することができますが、素人ではそれを見つけることも難しく、歯茎の中の歯石を取ることも難しいです。
ですので、歯石は自分では取れないものと思っていただければと思います。
■ポイント2 歯石を自分で取ろうとすると虫歯や歯周病になってしまうことも!
では次に、無理やり歯石を取ろうとしたらどんなことが起こるのかについて解説していきます。
無理やり歯石を取ることで起こり得ることは、大きく2つあります。
一つ目は、「歯茎を傷つけ歯茎を下げてしまう」ということです。
無理やり歯ブラシをゴシゴシ当てたり、細い器具を使って歯石を取ろうとすると、歯茎を傷つけてしまい、歯茎が下がってしまう可能性があります。
歯茎が下がってしまうと、歯茎に隠れていた歯の部分が出てくるため、しみてしまう可能性があります。
また、一度下がった歯茎は手術をしない限り戻すことができません。
二つ目は、「虫歯や歯周病になりやすくなる」ということです。
ガリガリと細いもので歯石を取ろうとすることで、歯に小さな傷がたくさん入ります。
人の目から見ればごくわずかな傷であったとしても、細菌にとっては大きなすみかになります。
細菌が入り込むことで、どんどんと細菌が増殖し、虫歯や歯周病になってしまうのです。
以上の2つのことからも、歯石は自分で取るということは歯科医師の目線から言ってもオススメできません。
定期的な歯医者さんでの健診で、歯石をきちんと除去していただければと思います。
まとめ
今回は、「歯石は自分で取れるもの?」について、2つのポイントを解説しました。
ポイント1つ目は、「歯石は自分では取れないもの」
ポイント2つ目は、「むやみに歯石を取ると歯茎や歯を傷つけてしまい虫歯や歯周病になることもある」
という事です。
歯石は硬く歯ブラシなどでは取り切ることはできません。専門の器具を使いプロが取ることで取り切ることができます。
むやみに取ることは、口腔内の状況を悪化させてしまうことにも繋がるので、必ず定期検診でプロにとってもらうということを覚えていただければと思います。
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