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抜歯したくない!根管治療で歯を残せる方法を徹底解説か【写真有り】

2021.01.29 (最終更新日:2021.01.29)
根管治療 抜歯したくない アイキャッチ画像

根管治療を開始して、「抜歯が必要です」と言われた方は多いと多います。

抜歯と聞くと「抜きたくないな」と感じたのではないでしょうか?

しかし、抜歯したくないとはいえ、本当にこのまま放置していてもいいものなのか、はたまた残せる手段はあるのか、たくさんの疑問をもたれていると思います。

今回はそんな『抜きたくない』あなたに!抜歯をするかどうかの基準についてと、抜歯せずに歯を残せる治療法について、また放置し続けるとどうなるのかについてのお話ししていこうと思います。 

ぜひ今回の記事を読んで、歯医者さん選びの参考にしてみてくださいね。

1根管治療を受けている歯の抜歯をするかどうかの基準

根管治療を受けている歯の抜歯の基準

1−1歯が根っこの先まで割れて細菌感染を起こしている場合

抜歯の基準表

歯が残せるか、残せないのかの大きな決め手の1つ目は「歯が割れているか」どうかです。

なぜなら、割れてしまった歯の隙間に菌が入り込みやすく、菌が入る事で炎症を起こしてしまうからです。 

ですので、歯が根っこの先の方までパキッと割れている場合は抜歯をするしか方法はありません。

しかし、「歯が割れている位置」によっては残せる可能性もあります。

歯が根の先まで割れているのではなく、上の部分の割れのみであれば治療方法によって残せる可能性が十分にあるのです。

この割れている範囲がどれぐらいあるのかについては、ご自身で見分けることは難しいですので、歯医者さんでの診断を受けていただくことをおすすめいたします。

1ー2外科的根管治療をしても良くならない時

基本的には、正しく根管治療を受けていただくことで多くの歯は残すことができますが、歯の状態によっては、根管治療を受けるだけでは改善が見られない場合があります。

そんな時にすぐに「抜歯」になってしまうのではなく、外科的な根管治療(歯根端切除術・意図的再殖)を受けていただくことで、より歯が残せる可能性が広がります。

その外科的な処置をしても改善が見られない場合は「抜歯」をするしか方法はありません。

ですので、「抜歯」に至るまでにできることはたくさんあるということを知っていただき、歯医者さんへ外科的な根管治療を行っているかの確認を取ることをおすすめいたします。

根管治療抜歯までの経路

2抜歯を回避する方法

抜歯以外の治療方法フローチャート

引用元:サイバーデジタル

抜歯を回避する方法が5つあります。

今からその内容について1つずつ説明していきますね。

2−1精密根管治療

精密根管治療とは、マイクロスコープ(顕微鏡)やCTなどを活用した根管治療です。

マイクロスコープやCTがあることで、根っこの中の複雑な状態が分かり、再治療のリスクを抑えることができます。

根管治療と呼ばれる治療は、どうしても手探りの治療です。

しかし、実際の根っこの中というものはとても複雑です。

奥歯の治療が難しい理由表

根っこが途中でつながっていたり、肉眼では見つけられない根っこが潜んでいたり、根っこの先が枝分かれしていたりととても複雑です。

ですので、マイクロスコープやCTを活用することで、抜歯を回避できる可能性も広がります。

2−2外科処置(歯間長延長術)

上記の精密根管治療をすることで多くの歯を残すことが可能ですが、それを行うだけではよくならない場合がありあます。

今からは、その精密根管治療以外の治療方法をお伝えしますね。

歯茎の下まで歯が割れていると、無理やり残して再治療になるか、抜歯になるかの選択がほとんどでしたが、実はある方法で治療が可能になりました。

クラウンレングスニング手順

歯茎を外科的に下に押し下げてあげることによって、抜歯をせずに歯を残せる可能性が増えました。

アスヒカル歯科でも、歯間長延長術の治療は頻繁に行なっているので、質問などありましたらお気軽にお問い合わせくださいね。 

ご自身の歯が残せるかどうかは、ご自身で見つけることは難しいです。

ですので、きちんと歯医者さんで診断してもらうことが大切です。

2−3外科処置(歯根端切除術)

根管治療をしても改善されない場合は、外科処置を併用することで抜歯をせずに改善されるケースが多くあります。

その1つが「歯根端切除術」と呼ばれる治療方法です。

名前だけ聞くと、難しいなと感じられたと思いますので、どのような治療なのかを説明していきますね。

まず普段の根っこの治療というものは、歯の上から治療を行います。

フレアーアップ

このように歯の上から死んでしまった神経をとったり、消毒やお薬を詰めるという流れで行います。

しかし、長年治療を受けずに放置をしていたりすると、根管治療をしようとしても根っこがいたはずの空洞が硬く詰まってしまい治療が根っこの先までできないことがあります。

また、根っこの先の膿がなくならずい続けてしまい、痛みや、歯を支える骨を溶かしてしまいます。

そうなると、単なる根管治療だけでは、改善することが難しくなります。

抜髄治療の流れ

そこで、根っこの先から悪い病原菌(膿)を取り出して、お薬をつめてあげるという方法が「歯根端切除術」と呼ばれるものです。

アピコ治療流れ

こうすることで、根っこの先にいた膿も取り除くことができ、より歯の寿命を伸ばすことができます。

しかし、この方法はよく見える前歯には向いていますが、奥歯は見えづらいということで、治療をするのはかなり難しいです。

ですので、奥歯では適応はあまりされません。

また、この治療方法を取り入れている歯医者さんもあれば、そうでない歯医者さんもある治療方法ですので、事前に確認を取るということが大切です。

当医院でもこちらの治療法は行っておりますので、ご興味ある方はぜひお問い合わせください。

https://osaka-endodontic.or.jp

2ー4外科処置(意図的再殖)

前の章を読まれた方は、「奥歯は治療できないの?」と思われたのではないでしょうか。

奥歯は奥歯の方法を使えば治療することができ、歯の寿命を少しでも伸ばすことが可能です。

奥歯の場合も、前歯と同じで、長年治療を受けずに放置をしていたりすると、根管治療をしようとしても根っこがいたはずの空洞が硬く詰まってしまい、根管治療をしても改善されない場合があります。

また、根っこの先の膿がなくならずい続けてしまい、痛みや、歯を支える骨を溶かし続けてしまう場合もあるのです。

奥歯の場合も根っこの先からお薬を詰める処置はしますが、前歯のように歯茎をめくって治療をするのではなく、「1度歯を抜いて、悪い部分を取り除き、また元に戻して固定をする」という方法があります。

意図的再殖流れ

引用元:サイバーデジタル

こうすることで、根っこの先の膿も取り除くことができ、抜歯を回避することができます。

こちらの治療方法も、行っている医院さんもあれば、されていない医院さんもありますので、事前に確認をとってから、歯医者さんにいかれることをオススメいたします。

2―5 矯正を用いた治療方法(エクストリュージョン)

実は外科処置以外にも、矯正治療を用いた治療を行うことで歯を残せる可能性がある場合があります。

虫歯が歯茎よりも下にできてしまっていたり、歯が上の部分の欠けができた場合などに適応される治療方法で、歯を引っ張り出す治療方法です。

エクストリュージョン流れ

引用元:サイバーデジタル

矯正治療と書いてありますが、よく知られている全ての歯に装置をつける治療方法ではなく、歯を引っ張り出したい部分にのみ針金とゴムを使って引っ張り出してくる治療方法です。

上記にもありましたが、従来は歯が割れたり、虫歯が歯茎よりもしたで進んでいる場合は抜歯になっていましたが、歯を引っ張り出してあげることで歯を残せる可能性が広がりました。

しかし、この方法も全ての歯医者さんで行われているわけではありませんので、事前に確認を取ることをオススメいたします。

3実際に抜歯をせずに済んだ症例

▷症例1精密根管治療を受けた患者様

症例3情報症例3レントゲン

▷症例2

症例4情報

症例4レントゲン

4抜歯せずに放置するとどうなるのかについて

抜歯をせずに放置するとどうなるのかイラスト

抜歯をせずに放置し続けると、根っこの中にどんどんと細菌が入り、膿が溜まり続けるので、蓄膿症や神経に麻痺を与えてしまったり、そう言った歯の多くは、もともとのご自身の歯の残量も少なく、割れて痛みを伴う場合があります。

長い期間放置し続けるとその歯だけの問題でもなくなり、歯を支えている骨を溶かしてしまうこともあります。

細菌というものはどんどんと増殖をし、自分が思っている以上に炎症を起こしてしまうのです。

また、こういった歯をようやく抜歯する頃には、その歯の周りの骨も少なくなっていることがあり、将来インプラントをしようとしていても、骨がない状態だとさらに治療が困難になってしまいます。

さらには、いざ抜歯をしようと思った時も、歯がたくさん割れている状態だと、抜歯をする難易度も上がってしまいます。

つまり、抜歯を受けられる患者様の負担も大きくなってしまうのです。

ですので、放置し続ければし続けるほど、その歯だけでなく周りの組織にまで影響を与えてしまうことが多いので、抜歯と決まれば放置せずに、早く対処してあげることをオススメいたします。

5抜歯することのメリット

抜歯をすることのメリットイラスト

抜歯をすることのメリットは大きく2つあります。

①メリット1

1つ目は、抜歯をする歯の炎症を、抜歯をすることで取り除けるので、痛みを改善することができます。

②メリット2

2つ目は、歯を支えている周りの骨を守ることが出来るということです。

「歯」というものは、下の絵のように骨に支えられています。

歯イラスト

この骨があるということが何より大事です。

なぜなら、骨があることで、歯は真っ直ぐに立っていられますし、将来インプラントなどの治療をしようと思っていたとしても、骨があることが重要になってくるからです。

しかし、根っこの先に病気がい続けると、歯を支える骨をどんどんと溶かし続けます。

溶かしてしまう原因の歯を取り除くことで、骨を守ることが出来るのです。

ですので、抜歯を宣告されたら、まずは本当に抜歯が必要かを見てもらい、抜歯が必要な場合は、早急に抜歯をすることをおすすめいたします。

6歯を抜歯せずに残してくれる歯医者さん選びで大事なこと

歯医者さん選びで大切なこと

「抜歯したくない!」とお困りの方、歯医者さん選びがとても大切です。

なぜなら、治療方法によってはご自身の歯を残せる可能性があるからです。

まずは、上記の表に載っている治療方法を行っているかの確認が大切です。

上記の表に載っている治療方法は、かなり技術が必要な治療方法です。

もちろん治療自体を行っていない医院さんもあります。

しかし、この治療をすることで、歯を残せる可能性が高まることも多いので、ぜひ確認をとってみてくださいね。

また治療をする先生の技術と知識があることも大切です。

この治療方法は専門性の高い治療方法も含まれますので、知識や技術が備わっているということがとても大切です。

そして、治療の相談ができるということも大切です。

患者様自身が治療の内容を納得、抜歯について本当に必要か、残せる方法があるのかどうか、相談できることで、安心して治療を受けられると思います。

最近では歯医者さんにもカウンセラーがいていることが増えてきましたので、そちらの確認もとってもらえることもオススメします。

7できる限り抜歯を避けるために様々な治療をアスヒカル歯科では取り入れています

アスヒカルの特徴

当医院では抜歯を回避できる治療を様々行っております。

治療を行う術者もかなり知識と技術を向上することに努めております。
マイクロスコープ使用時画像

まずマイクロスコープ(顕微鏡)やCTを活用し精密根管治療を行っております。

実際の患者様も、本来であれば抜歯になるケースも、治療をしたことで抜歯を回避することができ、歯を残すことができました。

また術者である院長は根管治療専門医です。

院長専門医

根管治療は本当に難しい治療です。またそれに付随する、歯根端切除術などの外科的処置は技術と知識がなければかなり難しい治療です。

当医院ではそう言った治療もよく取り入れて行っておりますのでご安心ください。

根管治療説明カウンセリング

カウンセラーによる治療の説明も行っております。

「抜歯」と宣告された方へも、可能性があればそれぞれの患者様にあった治療プランのご提案をさせていただいております。

もちろん、疑問点や気になることなどなんでもご相談ください。

ご相談、ご興味ありましたら、ぜひお問い合わせお待ちしております。

アスヒカル歯科根管治療専門サイト:https://osaka-endodontic.or.jp

8まとめ

いかがだったでしょうか?

抜歯になってしまう基準は、外科的な処置をしても膿がなくならない場合や、歯が根っこの先まで割れてしまっている場合で、そう言った場合は残すことは難しいです。

しかし、「抜歯」と宣告されても残せる可能性はあります。

〜治療方法〜

・精密根管治療
・歯間長延長術
・歯根間切除術
・矯正治療を用いた治療

残せるかどうかについては、歯医者さんでの診断がとても重要です。

まずは治療を行っているかどうかということと、カウンセラーに相談できることを確認をし、ぜひご自身にあった歯医者さんを選んでくださいね。

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